2024年は10年に1度の高温予報!猛暑が与えるお家のダメージ

1、はじめに

4/11、気象庁は「この先1ヶ月の気温は全国的に平年よりも高い見込み」と発表しました。                     また、沖縄・九州~東北にかけて「高温に関する早期天気情報」を発表し、この時期としては10年に1度の高温が予想され、早い時期から暑さ対策が必要と呼び掛けています。  

真夏の暑さは人体に影響を与えるだけでなく、実は建物にもダメージを与えているということはご存じでしょうか?                                                           例年の猛暑で住宅へのダメージも深刻なものとなっています。                                   今回は、気温の暑さがどのように住宅へのダメージを与えるのかをわかりやすくご説明していきたいと思います。

2、猛暑が与えるお家のダメージとは?

大切なお家を雨風から守ってくれているのが外壁や屋根の塗装です。                            外壁や屋根をコーティングしている塗膜は、雨風をしのぐだけでなく太陽光の熱や紫外線からもお家を守ってくれています。                                                     塗膜は耐用年数が定められており、年数の経過により劣化していきます。                            一般的に塗膜の耐用年数は約7~10年とされていますが、実はこの耐用年数が近年では変化しつつあります。               その劣化する大きな要因の1つが「熱」と「紫外線」です。                                  気温の上昇とともに激しい紫外線や太陽の熱を浴び続けてしまうと、その劣化速度は加速していき、変色やはがれなどの症状を引き起こし始めます。                                            次のような症状が出ている場合は、外壁塗装の劣化を知らせるサインです。

・ 外壁を手で触ると、塗膜が手に付いてくる                                        ・ 室内の温度が暑く感じる                                        ・ 外壁や屋根にカビやコケなどが付着している                                    ・ 日差しの強い面だけ変色している                                           ・ 外壁に小さなひび割れが増え始めた

もし、お家の塗装が耐用年数の限界を迎えてしまっていたら、猛暑による紫外線や太陽の熱に耐えることができなくなります。                                                       そして、紫外線や太陽の熱に耐えられなくなった塗膜は、その役割を果たすことができなくなり、お家全体に更に深刻なダメージが出始めてしまいます。                                           具体的には、外壁のひび割れや変色、木部の腐食、最悪のケースでは地震や台風などの災害時に外壁が崩落するなど致命的な損傷を負う可能性が増えます。                                                 また、屋根の場合は、瓦のズレ・割れが起きて雨漏り被害が発生し、室内温度が上昇することが考えられます。通常であれば、お家の塗装工事を1度行えば7~10年程度は安心して暮らせるのですが、気温上昇の昨今に至ってはそれに当てはまらないケースが続出しています。                                          外壁の劣化症状が現れた場合には、塗料の耐用年数を過ぎていなくても1度プロの点検や診断を受けることをおすすめします。

3、塗膜の劣化によって引き起こされる3つの2次被害

先述の通り、猛暑が引き起こす太陽光の熱や紫外線の影響により、お家全体の保護機能が低下します。          これにより次の3つのような2次被害が発生することが考えられます。

① 雨漏り被害

通常であれば侵入するはずのない雨水が、屋根の隙間や外壁のひび割れ部分に侵食していきます。                一般住宅などは木材や鉄などを多く使用して構築されているため、建物内部の木材や鉄が雨漏りなどで濡れることにより、木や鉄は著しく腐食してしまい、建物そのものの耐久度を縮めてしまいます。                      問題となってくるのは、外壁ではなく内壁部分が損傷を受けてしまうと、基本的に目視できないため深刻なダメージを負うまで気づかないということなのです。                                         また、気づいたとしても修理・修繕の難しさから高い費用をかけなくてはならなくなるケースが多く、頭を悩ませることになります。                                                                 まさに、雨漏りは建物の老朽化を激しく促進する1番の原因なのです。

② ひび割れ被害

外壁や屋根にひび割れが発生すると、雨漏り被害だけでなくお家全体を支える耐久度にも多大な影響を与えてしまいます。                                                       少しでもひび割れが発生してしまうと、家自身の重さよりその被害は時間経過を共に確実に拡大してしまいます。                                                           早期対応すればある程度の被害を抑えることはできますが、放置する期間が長ければ長いほど修理・修繕の難易度は上がってしまい、最悪のケースでは外壁や屋根の崩落や建物の倒壊に繋がってしまう場合もあります。

③ シロアリ被害

シロアリは、木造建築物に対しては非常に厄介な生物になります。                                基本的に水分を含む木材を好み、ある程度湿度のある場所に集まる習性があります。                       塗膜が耐久限界を迎え外壁や屋根にひび割れが発生し、その部分より雨などの水分が建物内に侵入した場合、当然ながらシロアリ被害のリスクが格段に上がってしまいます。                                 1度シロアリに侵入されてしまうと、種類によっては完全な駆除ができなくなるため、その被害は甚大なものになります。

4、夏の暑さ対策ができる2つの塗料

外壁や屋根の塗料には、太陽光による熱や紫外線を跳ね返す効果を持つ遮熱塗料や、熱や紫外線を室内まで侵入させない断熱塗料などが存在します。                                            遮熱塗料では、夏場の室内での体感温度が2~4℃変わると言われており、断熱塗料では3℃ほど変わると言われています。                                                          どちらもお家が高温になりすぎるのを防ぐことに加え、ヒートアイランド対策にも効果があり、省エネを実現できる塗料です。                                                      一般で多く使用されているシリコン塗料と比べ費用は多少高額になりますが、夏の暑さ対策をしたい方は遮熱塗料や断熱塗料を選ばれることをおすすめします。

5、まとめ

太陽光の熱や紫外線への正しい防御措置をとっていないと、後々後悔してしまう結果となってしまいます。              普段目に見えない屋根のメンテナンスは費用面から考えても放置されがちですが、1番太陽光のダメージを受ける部分だからこそ最もメンテナンスしなければならない場所なのです。                             猛暑日が続く夏が来る前に、外壁や屋根のメンテナンスを10年以上放置してしまっているのであれば、1度専門家に相談してみてはいかがでしょうか?

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