【2024年5月】また電気代の値上げが実施されます!

1、はじめに

近年物価の上昇が続いており、光熱費もその例外ではありません。                              電気代が上がっているのには様々な要因があり、影響を避けるのは難しくなっています。                   2023年4月から全国の大手電力会社は過去最大級の大幅な電気料金の値上げを実施しましたが、2024年5月からさらに値上げを行うことが発表されました。                                         今回は、電気代の値上がりの理由や今後の見通しをご説明します。                                さらに、電気代を抑えることにつながる遮熱塗料による塗り替えについてもご紹介します。

2、電気代値上がりの原因「再エネ賦課金」とは?

電気代の値上がりは、2021年9月以降顕著になりました。                                    主な原因は、ウクライナ情勢などを背景とした石油や石炭、液化天然ガスなどの輸入価格高騰にあります。             日本はそれら化石燃料の大部分を輸入に頼っているため、電気代は輸入価格に大きく影響を受けるのが現状です。                                                                      電力会社は輸入価格の変動に応じて燃料費調整単価で電気代を調整するため、輸入価格が高騰すると電気代が高くなってしまうのです。                                                  2023年に引き続き、2024年に行われる大手電気料金の値上げ幅は、次の通りです。

【2024年5月の電気料金の見通し】                                                                           料金見通し  変動幅                                            北海道電力 8,757円    441円                                             東北電力  8,030円    537円                                             東京電力  8,135円    559円                                              中部電力  7,958円    574円                                              北陸電力  6,988円    457円                                           関西電力  6,754円    543円                                           中国電力  7,653円    509円                                             四国電力  7,721円    511円                                             九州電力  6,676円    520円                                                              沖縄電力  8,462円    499円

2024年の値上げの一因としては、再生可能エネルギーの普及に向け、電気料金に上乗せされる「再エネ賦課金」が上がることが影響しています。                                                  「再エネ賦課金」とは、「再生可能エネルギー発電促進賦課金」を省略した言葉です。                       再生可能エネルギーとは、電力を生み出すエネルギー源のうち、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーを指します。                                                          再生可能エネルギーは、火力発電と異なり二酸化炭素を排出しないため環境に優しいエネルギー源として注目され、また日本のエネルギー自給率を向上させる目的もあり、政府が推進しています。                         政府は再生可能エネルギーによる発電を促すために、再生可能エネルギーによって発電された電力を一定期間固定価格で買い取ることを約束しており、その費用を「再エネ賦課金」として私たちが平等に負担しているのです。                                                              電気料金については、「2030年がピークになるのでは?」とも言われています。                        2030年を過ぎると「再エネ賦課金」の負担がなくなるためです。                                その頃には再生可能エネルギーによる発電量が増え、輸入価格に左右されず電力を自給できるペースが整うことが期待されるところです。

3、遮熱塗料によって得られる電気代削減効果

2030年以降は再エネ賦課金が減少していく見込みとは言え、発電エネルギー源の多くを輸入に頼っている今、電気代高騰による家計への負担増は避けられません。                                       そこで、少しでも負担を軽くするためのアイデアの1つとして、「遮熱塗料」による屋根の塗り替えがあります。                                                           「遮熱塗料」とは、太陽光に含まれる赤外線を反射し、輻射熱の発生を防ぐ塗料のことです。                     輻射熱は、赤外線などの熱線が外壁や屋根などに当たったときに発生する熱で、建物内の熱の多くは輻射熱の影響によるものとされています。                                              一般的な塗料は赤外線を吸収するため屋根に複写熱が伝わり、室内温度を上昇させてしまいます。                 一方、遮熱塗料は赤外線を反射するため、輻射熱の発生を抑え建物内の温度上昇を効率的に妨げるようになるのです。

「遮熱塗料を使うと、どれくらい電気代を抑えられるようになるの?」と気になる方も多いと思います。              2階建ての建物に遮熱塗料を塗装した場合、7~10月の4か月の電気代が約17.2%削減できるとの結果が出ています。                                                             京都大学の検証では、夏場は約45%、冬場で約50%の消費電力抑制を達成したとの報告もあります。               大手ハウスメーカーの実証実験でも、塗装前は30℃を超えるほどだった室内温度が、塗装後には30℃を超えることはなくなったという結果が出ています。

4、まとめ

北陸電力を含め主力電力会社の多くは、2024年5月からさらなる電気代の値上げを行います。                    政府は自然エネルギーによる発電の促進に取り組んではいるものの、なかなか成果は上がっていません。                       2030年以降は再エネ賦課金が減っていく見通しとなってはいますが、それまでにどの程度自然エネルギーによる発電が進むかは未知数です。                                                  そのため、私達消費者は、電気代を下げるためには自ら工夫を行う必要があります。                       太陽光からの輻射熱を効果的に減らせる遮熱塗料への塗り替えは、その方法の1つです。

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