遮熱塗料の効果を高める3つの秘訣

1、はじめに

近年、夏は35℃以上の真夏日が続き、暑さ対策の必要性を感じている方も多いと思います。                    外壁リフォームを検討されている方は「遮熱塗料」に魅力を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?                                                             遮熱塗料は、主に屋根や日当たりの良い外壁の塗装で勧められることが多い遮熱性の高い塗料です。                ただ、一般的な遮熱効果のない塗料と比べると単価が高いため、実際の効果がわからないと決められないですよね。                                                              今回は、遮熱塗料の実際の効果について詳しく説明します。                                   また、遮熱塗料を高めるための秘訣や効果が出やすい環境と効果が出にくい環境もご紹介しますので、ご自宅に最適な塗料が選べるようにしていきましょう。

2、遮熱塗料の3つの効果

遮熱効果があるとされている遮熱塗料。                                           実際の効果を3つご紹介します。

① 室内温度が下がる

遮熱塗料の1つ目の効果が室内温度が下がるということです。                                   遮熱塗料は太陽の光を反射させるため、建材の表面温度が下がり室内温度も下げてくれます。                    屋根に遮熱塗料を使用すると、屋根温度が約20℃、室内温度が約3℃削減したというデータが報告されています。                                                            夏場少しでも室内温度を下げて、快適に過ごしたい方には嬉しい効果です。

② 省エネ効果

遮熱塗料の2つ目の効果が省エネ効果です。                                    遮熱効果によって室内温度が下がると、冷房の設定温度が上がり使用頻度を減らすことができます。                 夏場の電気代の大半を占める冷房の設定温度を1℃上げることで、電気代が約13%削減することができるので、本来1万円の電気料金がかかるはずだった場合は8,700円程度に削減することができます。                       電気代を少しでも下げたい方には嬉しい効果です。

③ 建材の劣化が防げる

遮熱塗料の3つ目の効果が建材の劣化が防げるということです。                                 建材は日射熱でも劣化します。                                                    遮熱塗料は太陽の光を反射して表面温度が下がるため、一般の塗料よりも建材自体の劣化速度を遅らせることができます。                                                            傷みが出やすい日当たりの良い南面の外壁や屋根を長持ちさせることができるので、お家のメンテナンス費用を抑えたい方に嬉しい効果です。

3、遮熱塗料の効果を高める3つの秘訣

次に遮熱効果を高める3つの秘訣をご紹介します。                                         遮熱塗料は、選ぶ色や塗料によって遮熱効果をより高めることができます。                          秘訣を知っておけば最大限の効果が期待できますので、事前に把握しておきましょう。

① 反射率の高い色で塗装する

反射熱の高い色で塗装しましょう。                                            基本的には、色が明るい(白に近い)色ほど反射率が高いです。                                                   反射率を重視で選ぶのであれば、白色が最も遮熱効果が期待できます。

② グレードの高い塗料を選ぶ

遮熱塗料の耐久性には、ウレタン・シリコン・フッ素・無機など様々なグレードのものがありますが、耐久性の高い塗料ほど塗膜が強く劣化が遅いので、長期間遮熱効果が発揮できます。                                 15~20年遮熱効果を持続させたい方は、フッ素や無機を選ぶのがおすすめです。

③ 親水性が高い塗料を選ぶ

汚れを落としやすい親水性の高い塗料を選びましょう。                                     親水性の塗料は雨が降った時に雨水が塗料に混じって広がって流れていくため、汚れを一緒に流してくれます。遮熱塗料は表面が汚れているとあまり効果を発揮できないので、雨で汚れが落ちやすいような塗料を選ぶことが重要です。                                                           塗料を選ぶ際は、親水性が高い塗料なのかカタログなどで確認しましょう。

4、遮熱効果が出やすい環境と出にくい環境

遮熱効果が出やすい環境と出にくい環境についてご紹介します。                               効果がある環境には遮熱塗料はおすすめですが、効果があまりない環境にはおすすめできません。                   遮熱塗料がご自宅にとってメリットがあるものなのか把握した上で、塗料を選びましょう。

【遮熱効果が出やすい環境】                                                 遮熱効果が出やすいのは、3階建てびお家や吹き抜けのお家、金属屋根のお家などです。                     3階建てのお家や吹き抜けになっているお家は太陽の熱で室内温度が高くなりやすいため、屋根も外壁も遮熱効果が発揮されやすいです。                                                       また、金属の屋根も他のセメントの屋根材よりも表面温度が高くなりやすいため、より効果が期待できます。           こういった環境にお住まいの方には、遮熱塗料はおすすめです。

【遮熱効果が出にくい環境】                                               効果があまり実感できないのが、寒冷地帯や日当たりが悪いお家です。                               こういった環境の場合は、太陽の光で室内で暑くなること自体がないので効果があまりありません。                   また、寒さにお悩みであれば、遮熱塗料ではなく室内の暖かさを外に逃がさない遮熱塗料をおすすめします。

5、まとめ

省エネ効果を持つ遮熱塗料は、電気代が高騰している今注目されている塗料です。                           ただし、遮熱効果が出やすい環境・出にくい環境があるため、ご自宅に遮熱塗料が最適な環境かどうかを確認する必要があります。                                                      お家のリフォームを検討されている方は、耐久性を高めるためだけではなく、より快適に生活できるようリフォームの際にはどのようなお家の悩みを改善したいかご家族で話し合ってみましょう。

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