1、はじめに
春や秋はリフォームシーズンとも言われ、塗装工事も増える季節です。 ただ、実際にどんなメリットがあるのか具体的にわからない方もいらっしゃると思います。 今回は、「春に塗装工事をするメリットとデメリット」を他の季節と比較しながらご説明します。 また、塗装工事を行う前に知っておいてほしい注意点も合わせてご説明しますので、ぜひ参考になさってください。
2、春に塗装工事を行う2つのメリット
1年を通してできる塗装工事ですが、特に春は工事に適していると言われています。 実際に塗装工事の件数も増える季節で、業者も忙しくなります。 なぜ春に塗装工事をする方が多くなるのか、その理由を2つご説明します。
① 塗装に適した気温と天気
春が塗装に適している理由の1つが、安定した気温と天気です。 塗装は気温5℃以下、湿度80~85%以上になると不具合が生じてしまう可能性があり、基本的にはできません。 冬は日中でも5℃を下回る場合がありますし、梅雨や夏は湿度が80%を超してしまうことがあるので避ける方は多いです。 それに比べて、春は気温が10~20℃前後となり、雨も比較的少ないので安定した気候となります。
② 工事中も過ごしやすい
塗装工事では、外壁を綺麗に塗装するために窓サッシなどに養生(ビニールを覆う)を行います。 夏場は窓が開けられなくなるので、部屋の中が暑くなり不便に感じる方も多いです。 反対に、春は比較的窓を開けなくても過ごしやすいので、工事中も不便なく過ごすことができます。
春と同様に、秋も気温が安定しているため工事件数が増える季節です。 ただし、近年では台風が9~11月にかけて上陸することも増えているので、秋に塗装するのが絶対安心とは言い切れません。
3、春に塗装工事を行う2つの注意点
春は外壁塗装に適した環境ですが、一方であらかじめ知っておいてほしい注意点も2つあります。 安心して工事を行うためにもしっかり把握しておきましょう。
① 繁忙期のため工事開始が遅れる場合がある
春は、工事が増える人気の季節です。 そのため、工事開始が想像しているよりも遅れる場合があります。 時期が遅れてしまうと、春が過ぎ梅雨の時期に差し掛かってしまう可能性もあります。 もし、「4月中に工事をやってほしい」「5月(梅雨)に入る前には工事を終えたい」というような希望があるのであれば、2月や3月のうちに契約をして予約しておくことをおすすめします。 ただし、塗装工事は雨が降った日数分工事が遅れます。 「●月●日から始めてほしい」という要望には応じられないケースがほとんどなので、工期は長めに見ておきましょう。
② 強風で工期が伸びる場合がある
春は暖かくなりますが、春一番などの強風が吹く場合があります。 強風が吹くと作業がスムーズに進まず、工期が伸びてしまいます。 また、近くに空き地や田んぼ・畑がある場合は、風に乗って砂埃が飛んでくるので塗装作業もストップせざるを得ません。 春でも工期が伸びてしまうことがあるということは、念頭においておきましょう。
4、春の塗装工事がおすすめなのはこんな人
春に塗装をするのがおすすめなのは、以下のような方です。
① 塗装工事中の過ごしやすさを重視したい方
工事中の過ごしやすさを重視したい方は、春がおすすめです。 塗装工事中は普段のように窓の開け閉めができないからです。 窓を開けなくても快適に過ごせる春に塗装を行いましょう。
② 風の影響を受けにくい立地にお住まいの方
住宅街にお住まいの方や、周りに大きな建物がある立地にお住まいの方は、春の塗装がおすすめです。 周りに建物があると強風が吹いても影響を受けにくいので、塗装工事もスムーズに進めることができます。
③ 冬の間に外壁の劣化が気になっていた方
冬の間に外壁のひび割れやコケなどの劣化症状が見られた方も春に塗装工事を行いましょう。
上記の3つに当てはまる方は、春に塗装工事を行うことを前向きに検討されてみてはいかがでしょうか?
5、ぜひ確認したい!優良業者選びの3つのポイント
春の塗装工事を成功させるためには、業者選びがとても重要です。 どんなに塗装工事に最適な季節に塗装しても、作業が適当な業者に依頼してしまうと高品質な工事になりません。 信頼できる優良業者を選ぶ際に確認すべき3つのポイントをご紹介します。
① 天候に合わせた対応をしてくれる
天候に合わせた対応をしてくれる業者に依頼しましょう。 外壁塗装は屋外の工事なので、天気に合った作業が重要です。 例えば、雨が降った時には塗装作業をしないか(少量の雨でも)、強風・台風時に足場のメッシュシートをたたんでくれるかなど、事前に確認しておきましょう。
② 規定の塗装仕様を守ってくれる
塗料メーカーによって塗装仕様が決まっています。 仕様の内容としては、塗料をどのくらい薄めるのか(希釈率)、1㎡あたりどのくらいの量を使う必要があるのか(塗料使用量)、何工程で仕上げるのか、各工程間で何時間あけなければいけないのか(乾燥時間)などです。 各塗料のカタログに必ず記載があるので、これらを守らなければ本来の耐久性は発揮されません。 しかし、業者の中には「職人のカン」で仕様通りに施工を行わない業者もいます。 そのため、仕様を守って施工しているのか、管理されているのかなど確認してみましょう。
③ 工事中の写真を撮って渡してくれる
工事中に作業写真を撮ってくれるか確認しましょう。 契約前にどんなに丁寧であっても、肝心の工事が適当では意味がありません。 特に外壁塗装中は足場が立ち、お住まいの方でも作業の様子を確認することができません。 そのため、職人も現場担当者も作業の様子を写真に撮ってくれる業者だと安心です。 どのように作業が進んでいったのか、きちんと工程を守って作業されているかも確認できます。
6、まとめ
春は気温や天候が安定するので外壁塗装に適した季節です。 工事中の過ごしやすさもあり、塗装する人も増えていきます。 ただし、繁忙期で工事開始が予定より遅れてしまったり、春一番などの強風によって作業スピードが遅れ、工期が伸びてしまう可能性もあります。 春に外壁塗装をしようか迷っている方は、メリット・デメリットを考慮した上で決めていきましょう。
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