【2023年】富山県で外壁塗装に助成金がおりる8つの市町村

1、はじめに

2023年富山県で外壁塗装費用の助成制度があるのは、8市町村です。                             残念ながら小矢部市・高岡市・射水市・舟橋村・氷見市・滑川市・魚津市は外壁塗装を対象とした助成金はありません。                                                      今回は富山県の外壁塗装費用の助成金額や条件についてご紹介します。                                富山県にお住まいの方で、お家の外壁塗装を検討されている方は、お住まいの市町村の助成金が使えるかどうか確認してみましょう。

2、富山県で外壁塗装に助成金がおりる市町村は?

2023年5月現在、富山県の市町村のうち外壁塗装の費用を対象にした助成金制度があるのは次の8市町村です。

① 富山市

富山市は2つの助成金制度があります。

【まちなかリフォーム補助事業】

富山市のまちなかリフォーム補助事業は、「まちなか区域」の中古住宅を取得し自ら居住する場合か、自己所有の住宅で世帯員の増加のために100万円以上リフォームをした場合にその費用の一部を助成するというものです。                                                                助成金額は、工事費用の10%(上限30万円)です。

【ふるさと回帰リフォーム等補助事業】

富山市のふるさと回帰リフォーム等補助事業は、富山市内にある親世帯の暮らす住宅に子世帯が同居するためにリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。                               助成金額は、工事費用の50%(上限300万円)です。

② 黒部市 

【登録空家リフォーム等補助金】

黒部市の登録空家リフォーム等補助金は、黒部市の空き家バンクに登録された物件に入居者が決まった際のリフォームに対し、その一部を助成するというものです。                                                      助成金額は、工事費用の50%(上限50~100万円)です。                                                  通常の助成限度額は50万円ですが、市の指定する「居住誘導区域」で空き家購入者が行うリフォームである場合は100万円に増額されます。

③ 砺波市

【定住促進空き家利活用補助金】

砺波市の定住促進空き家利活用補助金は、市の空き家バンクに登録された物件を居住のために取得した際のリフォームに対し、その費用の一部を助成するものです。                                     助成金額は、工事費用の50%(上限50万円)です。

④ 南砺市

【空き家バンク活用促進事業補助金】

南砺市の空き家バンク活用促進事業補助金は、空き家バンクを利用して物件・賃貸した人がリフォームした場合に、その費用の一部を助成するというものです。                                         助成金額は、工事費用の20%(上限50万円)です。

⑤ 上市町

【住宅リフォーム助成事業】

上市町の住宅リフォーム助成事業は、町民が町民業者に発注して50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。                                         助成金額は、工事費用の10%(上限10万円)です。                                       また、三世代同居世帯を開始する場合は、上限額は15万円に増額されます。                         外壁塗装に限らず、幅広いリフォーム工事に適用可能な手厚い制度です。

⑥ 立山町

【定住促進事業補助金】

立山町の移住定住事業補助金は、町内への転入者が自ら居住するための既存住宅に対し50万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。                                   助成金額は、工事費用の50%(上限20~120万円)です。                                      支給上限額は以下の要件に当てはまるごとに追加される「加算額」の合計となります。

■要件■                 ■加算額■                                    基本額(条件なし・全員対象)        10万円                                 県外から転入               +20万円                                  空き家情報バンクに登録された物件の施工  +20万円                                   町内施工業者が施工            +10万円                                   新たに三世代同居する           +30万円                                   新たに三世代近居する           +20万円                                  立山町内で就労する            +10万円

⑦ 入善町

入善町の助成金制度は次の2つです。

【空き家バンク活用推進事業】

入善町の空き家バンク活用推進事業は、空き家バンク登録物件を賃借者がリフォームをした場合にその費用の一部を助成するというものです。                                                         助成金額は、工事費用の50%(上限20~30万円)です。                                    上限額は通常は20万円、町外からの転入者は30万円になります。                                本制度では、外壁塗装等のリフォーム工事に対して補助を受けられるのは、空き家の賃借者のみです。

【安心定住促進事業】

入善町の安心定住促進事業は、申請者の2親等以内の家族が居住する町内住宅に、新たに同居するためリフォームをした場合にその費用の一部を助成するというものです。                                    助成金額は、工事費用の50%(上限40~60万円)です。                                     上限額は通常は40万円、町外からの転入者は60万円となります。                               本制度では、外壁塗装等のリフォーム工事に対して補助を受けられるのは新規同居のみです。

⑧ 朝日町

【既存住宅リフォーム工事補助】

朝日町の既存住宅リフォーム工事補助は、町民が町内業者を利用して税込30万円以上のリフォームをした場合に、その費用の一部を助成するというものです。                                         助成金額は、工事費用の20%(上限20万円)です。                                     朝日町の制度は、外壁塗装に限らずリフォーム工事全般に適用可能となっています。

3、外壁塗装で助成金を受け取るための3つの条件

助成金制度を利用するためには、前提条件や申請のタイミングを間違えないことが重要です。                      助成金を受けるための前提条件には一定の傾向があり、特に3つの条件に当てはまる自治体が多いので注意しましょう。

① 工事着工前に申請すること

富山県の外壁塗装で利用できる助成金制度は、すべて利用申請は着工前に行う必要があります。                   申請せずに着工してしまうと、工事内容が制度の対象であっても情勢金が下りないという事態になってしまいますので注意しましょう。

② 税金を滞納していないこと

どの市町村でも助成金の申請者や住宅の居住者に市町村税の滞納があると、助成金の対象外になってしまいます。                                                                    万一住民税を支払っていなかったり、過去に支払っていない期間がある場合は精算してからでないと助成制度は利用できません。

③ 自治体で定められた業者で行うこと

居住の市町村で業者を利用して外壁塗装を行った場合、助成制度の対象外となる場合があります。                      ただし、富山県の場合は立山町のように利用業者の制限がないかわりに市町村内の業者を資料した場合に支給額が優遇される自治体もあります。

4、富山県の外壁塗装助成金の申請の流れ

助成金の支給は、多くの自治体では先着順もしくは抽選制になっており、予算も限られています。                  助成金を検討するのなら、見積もりや申請にかかる時間を見越して早めに取り掛からなくてはならないのです。実際の助成金の申請の流れは、概ね以下の通りです。

① 外壁塗装の見積りを取る

申請の際には、業者の工事見積書が必要なことがほとんどです。                                  見積もり取得にかかる時間を考えると、まずは見積もり依頼から取り掛かる方がよいでしょう。                     また、見積書だけでなく、塗料の性能を証明するカタログの提出を求められる場合もありますので注意しましょう。

② 自治体のサイトから必要書類を入手する

自治体のHPを確認すると、申請書類をダウンロードすることができます。                             記入をすすめ、必要な添付資料などの準備をしましょう。

③ 必要書類を提出する

窓口か郵送で提出します。                                                   自治体によっては郵送不可の場合もありますので、HPで確認しておきましょう。

④ 審査結果の連絡(2週間前後)

多くの自治体は先着順になっています。                                              新年度から募集が始まるため、早目に応募することが大切です。

⑤ 外壁塗装の契約・工事

外壁塗装に着工します。                                                    途中経過や完了後の記録写真が必要な自治体もありますので、新ためて要項を確認しましょう。

⑥ 実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、実績報告書と請求書を作成して提出します。

5、まとめ

2023年富山県で外壁塗装の助成金が申請できる市町村についてご紹介しました。                        特別な条件がなく、外壁塗装に助成金がおりるのは上市町と朝日町、空き家の場合など条件付きで助成金がおりるのは富山市、黒部市、砺波市、南砺市、立山町、入善町です。                                  お住まいの自治体のHPを確認して、ご自宅のリフォーム工事が助成金を申請できるか確認してみましょう。   また、助成金は多くの自治体で先着順となっていますので、早目に応募するようにしましょう。

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