FRP防水とは?トップコートの塗り替え時期・施工工程や価格相場

1、FRP防水とは

①FRPは維持強化プラスチックのこと

FRPは「維持強化プラスチック」の略称でガラス繊維などの補強材で強化したプラスチックのことです。優れた特性があり、さまざまな形状しやすいためスポーツ用品や水槽、バスタブ、自動車、屋根材など幅広く活用されています。

②FRP防水はFRP樹脂とガラスマットで防水層を作る工法

ベランダ・バルコニー・ルーフバルコニー・屋上などを紫外線や雨の影響から守るには防水工事が必要です。一般的な防水工事は床面に塗膜やシートで防水層を作りトップコートを塗装して仕上げます。防水工事の工法には液体状のウレタン樹脂を塗装するウレタン防水、ゴムシートや塩化ビニールシートを貼って防水層を作る工法などがあります。FRP防水はFRP樹脂と補強材のガラスマットを組み合わせて防水層を作る工法です。

2,FRP防水のメリット・デメリット

メリット

①軽量で強度がある

FRP防水の防水層の重さは3~5㎏/㎡程度で軽量でありながら強度があります。屋外での耐久性が高く、つなぎ目がないので耐水性が高いのも特徴です。

②耐摩耗性が高く剝がれにくい

FRP防水は衝撃や摩耗に強く塗膜が剥がれにくいのが特徴です。歩行可能なので洗濯物を干したり出入りが激しいベランダやバルコニーに向いています。

③硬化速度が速い

FRP樹脂の硬化速度は速く施工後1~2時間程度で塗膜が作れます。そのため防水工事の工期が短く1日で完了させることも可能です。

デメリット

①紫外線に弱い