1、はじめに
外壁塗装の値上げが2021年の初夏から続いています。 2022~2023年にかけて原料費の高騰や国際情勢の影響を受けて、日本3大塗料メーカーの約10~20%ほどの値上げ発表が続きました。 そろそろ外壁塗装をしたいけど、価格がどうなるのか不安な方もいらっしゃいます。 今回は、2024年外壁塗料の価格状況をご説明していきます。
2、塗料価格が上昇する4つの原因
塗料の価格は2021年に約15%上昇し、2022年にさらに約15%上昇しています。 2023年終わりには、2018年より約30%価格高騰しています。 過去数年間で、塗料の価格は一定の上昇傾向にありました。 これは、原材料の価格上昇や生産コストの増加が原因です。 特に、石油価格の変動は塗料価格に大きな影響を与えており、石油は塗料の主要成分である樹脂の製造に必要な原材料であり、その価格は塗料の価格に直接影響を与えます。 また、近年では環境規制の強化により、より環境に優しい塗料の開発と生産が求められています。 これにより、新たな技術や原材料の開発に対する投資が増え、それが塗料の価格に反映されています。 今後も世界情勢の影響やインフレ率の上昇により、塗料の価格の上昇が続く可能性を考えておくとよいでしょう。 塗料の価格は、様々な要素によって変動します。 その中でも、以下の4つの要素が主な影響を与えています。
① 原材料の価格
塗料の主成分である樹脂や顔料の価格が上昇すると、塗料の価格も上昇します。 原材料の価格高騰の理由は、主に近年の原油価格の高騰と中国の環境規制強化を背景とした化学品の供給量減少や需要バランスのひっ迫化が原因となっています。
② 生産コスト
原油価格高騰から来る精算時のエネルギーコストや、労働コストの上昇が塗料の生産コストを押し上げています。
③ 輸送コスト
燃料価格の上昇が塗料の輸送コストを増加させ、それが価格に反映されています。
④ 市場の需要バランス
塗料の需要が供給を上回ると価格は上昇します。
3、塗料価格の上昇が与える影響と3つの対策
塗料の価格上昇は、外壁塗装を検討していらっしゃる方にとって重要な問題かと思います。 塗料の価格が上昇すれば、外壁塗装の総コストも上昇します。 これにより、予算内で塗装工事を行うことが難しくなることが予想できます。 また、塗料の価格が上昇すると、業者が使用する塗料の種類や品質に影響を与える可能性があります。 高価な塗料を使用することが難しくなり、結果として塗装の品質が低下する可能性が出てきます。 この影響に巻き込まれないためにも、ご依頼主自身が次の3つの対策を取る必要があります。 塗料の価格上昇はご依頼主にとっても大きな影響を与えますが、適切な対策を取ることでその影響を最低限に抑えることができます。
① 見積もりの比較
複数の塗装業者から相見積もりを取り、それぞれの価格と提供するサービスを比較することが重要です。 詳細な項目の記載がない見積もりは論外です。 そのような業者には依頼しないようにしましょう。
② 品質と価格のバランスを見る
価格だけでなく、使用する塗料の品質や塗装業者の技術力も考慮に入れることが重要です。 現在は誰もがインターネットで塗料について調べることも可能な時代です。 塗料の知識が豊富で実績数もあり、技術力がある信頼できる業者に依頼するようにしましょう。
③ 長期的な視点を持つ
塗料の価格は一時的なものであり、長期的に見れば塗装のコストは建物の価値を保つための重要な投資です。 塗料の特徴や耐久年数を考慮して、長期的な視点を持っておくことが重要です。
4、まとめ
2021年から続いている塗料の価格の上昇は、今後も続くと予想されています。 塗料価格の上昇により、外壁塗装も様々な影響を受ける可能性があり、技術力のある信頼できる塗装業者に工事を依頼することでその影響を最小限に抑えることができます。 信頼できる業者に出会うためには、2・3社から相見積もりを取るのがおすすめです。
✨✨お見積り・ご相談無料✨✨ お気軽にお問い合わせください!


お問い合わせ
無料見積もり
見学会予約
外壁・屋根診断
雨漏り診断
