色あせしにくく、長持ちする外壁の色は何色?

1、はじめに

外壁リフォーム工事の悩みの1つ、色選び。                                           できればいつまでも美しい色を保っていられるような色あせしない色にしたいものですよね。                     今回は、色あせしやすい色についてや色選びに失敗しないコツについてご紹介します。                     外壁リフォームを検討されている方は、ぜひ参考になさってください。

2、外壁が色あせる2つの原因

「新築で建てたときの美しさを持続したい」と誰もがお思いになるはずですが、どうしても外壁は色褪せてしまうものです。                                                    色があせるとお家が古くなったような印象になってしまい、汚れも目立ちやすくなってしまいます。                       そもそもなぜ外壁は色あせてしまうのでしょうか?                                     外壁が色あせてしまう理由は、次の2つです。

① 紫外線による色褪せ

外壁は紫外線を毎日浴びています。                                             紫外線に含まれるエネルギーが外壁の色を構成している顔料を破壊させてしまうのが原因の1つです。                       紫外線エネルギーは、色素を劣化させる力があります。                                      その上、酸性雨や風など様々な自然現象が重なり合い、さらに劣化が進んでしまうのです。

② 経年劣化による化学変化の色褪せ

2つ目の原因は、経年劣化による化学変化の色あせです。                                     最近は技術が大きく進歩し、なるべく劣化しない素材が開発されています。                              それでも酸素や水、日光を浴び続けることで少しずつ酸化していきます。                                  劣化の速度は外壁の色や含まれる顔料によって違いはありますが、比較的落ち着いた色が劣化しにくいと言われています。           

3、色あせしやすいのは何色?

外壁の色は、お家の印象を決める大きな要素です。                                       家を建てる時や外壁を塗り替える時など、「好きな色にしたい」と誰もが思うことでしょう。                   外壁の色によって室内の温度が変わることも。                                          実は色あせしやすい色があります。                                               できるだけコスパよく外壁リフォームをするには、何色を選べばいいのでしょうか?                           色あせしやすい色は、次の4色と言われています。

① 赤

赤は様々な色の中でも耐光性が低い色で、退色しやすい色です。                                     鮮やかな色のため一見目を引きますが、色あせが目立つのも他の色よりも時期が早いでしょう。                 5年程度で色あせが目立つようになると言われています。

② 黄色

黄色も色あせが早いと言われている色の1つです。                                             また、汚れも見えやすく、色あせと汚れが目立ちやすい色です。

③ 紫

紫も赤の次に色あせしやすいと言われています。                                             特に赤味の強い紫は、さらに色あせが早いようです。

④ 緑

緑色の外壁のお家も近年増えてきましたが、色あせがしやすい色です。                              明るい濃い緑にした場合は、余計に色あせを早く感じるようです。

4、色あせしにくい色は?

先述の通り、色あせしやすい色は赤や黄色など原色に近い色でした。                                 それでは、色あせしにくいおすすめの色は何色でしょうか?                                    色あせしにくい色は、次の4色だと言われています。

① 白

白は最も色あせいにくい色です。                                                白は紫外線による影響を受けにくいため、ダメージを軽減でき化学変化も起こりにくいのです。                     しかし、汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。

② ベージュ

白に近いベージュも色あせしにくい色です。                                                 白は汚れが目立ちにくいというデメリットがありますが、ベージュは白よりも若干ではありますが汚れを目立ちにくくすることができます。

③ 黒 

黒い外壁は、白と同じくらい色あせがしにくい色です。                                         黒い顔料に含まれる成分は、太陽光に分解され化学変化を起こしにくい特性があります。                            しかし、白同様汚れが目立ちやすく、ツヤのある黒は色あせが目立ってしまいます。                           また、黒は熱を吸収しやすいので外壁の温度が室内まで伝わり、温度が上昇しやすくなるという点も覚えておきましょう。

④ 青

青も紫外線の影響を受けにくい色のため、色あせしにくい色です。                                  青は様々なカラーバリエーションがありますが、濃い青だとやはり色あせしやすくなってしまいます。               薄い青やパステル系の青であれば、色あせが目立ちにくくさわやかな印象にもなります。

5、外壁の色選びの3つのポイント

外壁の色によって色あせや汚れが目立つという違いがあることをお伝えしました。                           次に外壁を選ぶ際に気をつけるべき注意点や色選びのポイントを3つご紹介します。

① 周辺と景観との融合を考える

まずは、お家の周辺の環境をよく観察しましょう。                                       周辺のお家の雰囲気や外壁の色との調和を考えることも大切です。                                周辺の住宅とあまりにも違う色だと悪目立ちすることもあります。                                                                    また、都市部では景観についての基準がある場合も。                                      自治体のホームページなどで確認してみましょう。

② 色見本は大きな物を見せてもらう

カタログなどの小さな色見本だけではなく、実際の質感や直接見た色の雰囲気がわかるよう、色見本はなるべく大きなものを見せてもらうようにしましょう。                                               離れて他の色とのバランスを考えたり、近づいてよく観察したりすることで様々な印象を持つはずです。                  ご自身が希望する色と、周辺の住宅の外壁の色とを並べてみても良いですね。

③ ツートンカラーや異素材のものを使用するのも◎

どうしても色あせしやすい色を外壁に選びたい場合は、色あせしにくい色と合わせたツートンカラーや、塗料使わない外壁材など異なった素材同士を組み合わせる方法もあります。                               ワントーンの外壁よりもオシャレな印象になります。                                       素材や違う色を組み合わせる際も、様々な色見本を使い、見比べることが大切でしょう。

6、まとめ

なるべく色あせせずに、長く美しく外壁を保てる色選びのポイントについてご紹介しました。                                        色の他にも、ツヤの有無や汚れにくい塗料を選ぶことも長持ちのポイントになります。                      せっかく外壁塗装をしても、たった数年で色あせてしまうと残念な気持ちになります。                       そうならないためにも、専門業者と相談しながら納得のいく外壁塗装を実現しましょう。

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