1、はじめに
今年の夏は猛暑日が続き、9月以降も暑さが続く予報です。 紫外線の強さを実感している方も多いのではないでしょうか? 実は、外壁の劣化は雨風の影響が大きいと考えがちですが、紫外線も大きく関係しています。 今回は外壁と紫外線の関係についてご紹介します。 ぜひ最後までご覧ください!
2、紫外線によって発生する5つの劣化症状
太陽光からの紫外線による影響は外壁にとって大きく、紫外線によって外壁がひどく劣化してしまう可能性が高いです。 太陽光はお家の南側の方向に当たりやすいため、お家の南側だけ劣化の進行が早いというケースも多いです。 お家を長く綺麗に保つためにも、紫外線によってどのような劣化が生じてしまうのか確認していきましょう。
① 色あせ
お家の外壁が紫外線を浴び続けると、外壁塗装に使用される塗料に含まれている顔料という成分が分離してしまい、色あせが発生してしまいます。 外壁の色あせは部分的に発生するのではなくまだらに進行していくので、どうしてもお家に古びた印象を与えてしまいます。 意外と外壁の色あせに気づかない方もいらっしゃいますが、改めてお家の外壁に注目してみるとこの後ご紹介する他の劣化症状と共に色あせに気づくこともあるので、一度確認してみましょう。
② チョーキング現象
チョーキング現象とは、外壁を触ったときに手に白い粉がつくという現象のことで、汚れていると勘違いする方もいるような劣化症状です。 手に付く白い粉は、こちらも塗料に含まれている顔料で分離した結果外壁の表面に表れます。 「ただ外壁を触ったときに粉が付着するぐらいなら特に問題ないのでは?」とお考えになる方もいらっしゃると思います。 しかし、チョーキング現象は外壁塗装をする時期が来ているという目安になる劣化症状なのです。 お家の塗装工事はおおよそ10年に1度と言われていますが、チョーキング現象もそれと同時期ぐらいに発生すると言われています。 顔料が分離しているということは、塗料が劣化してきていることを示しているので、このまま放置していると防水機能が低下し、ひび割れやはがれといったさらなる劣化を招いてしまいます。
③ ひび割れ
外壁は紫外線によってダメージが蓄積されていき、その結果ひび割れを起こしてしまうことがあります。 外壁のひび割れを放置していると、その隙間から水が内部に侵入してしまい、最悪の場合雨漏りを発生させてしまう可能性があります。 その他にもひび割れの箇所が増加したり、既存のひび割れが悪化してしまうことも考えられます。 そのため、規模の小さいひび割れでもできるだけ早期に対応するようにしましょう。
④ はがれ
先程ご紹介したひび割れが悪化すると、塗装がはがれてしまいます。 塗装がはがれてしまうと、外壁の下地がむき出しになってしまうので見栄えが悪くなるのはもちろんですが、下地に直接水分が当たってしまうことになるので、外壁材が腐食してしまったり雨漏りしてしまう可能性もあるので注意が必要です。 大きな問題に発展させないためにも、早急に外壁塗装をご検討ください。
⑤ コーキング材の劣化
コーキング材はサイディングという外壁材に使用される材料のことで、ゴムのような弾力を持っているものです。 現在外壁材として最も使用されているサイディングですが、サイディングボードという板を外壁に貼り付けて作られる外壁材で、コーキング材はそのボードの継ぎ目に注入することでサイディングボード同士のすき間を埋めて、ひび割れや雨水の侵入を防ぐという役割があります。 しかし、コーキング材は紫外線を浴びることによって劣化し、ゴムと同様に弾力がなくなってしまいます。 そのため、ひび割れが発生してしまったり、縮んですき間が空いてしまうということが発生します。
3、紫外線から外壁を守るには?
お家の外壁はどうしても紫外線を避けることはできません。 では、どのようにして外壁を紫外線から守ればいいのでしょうか? 次に外壁の紫外線対策についてご紹介したいと思います。
外壁を紫外線から守る方法としては、紫外線に強い塗料を使用することです。 外壁塗装に使用される塗料はグレード別に分類されていて、ラジカル塗料という塗料は紫外線に強い塗料です。 ラジカル塗料は2012年に販売が開始された塗料で、紫外線に強いという特徴を持っています。 外壁の塗装は紫外線を浴び続けるとラジカルという劣化の原因となる成分が発生してしまうのですが、このラジカル塗料はラジカルの影響をおさえてくれるというメリットがあります。
また、紫外線に強い色の外壁を選ぶのもよいでしょう。 一番色あせしにくい色は白色です。 白色は光を吸収しにくい性質を持っているため、紫外線のダメージを受けにくいです。 また、黒色は光を吸収しやすいことで知られるため「色あせしやすい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、黒の顔料はカーボンブラックと呼ばれ、色の原子の結びつきが光によって分解されにくいのです。 黒色も紫外線により色あせしにくいです。 そして、青色も光を反射しやすい色で、紫外線の影響を受けにくい色です。
4、まとめ
外壁の劣化と紫外線は大きく関係しています。 そのため、紫外線からのダメージをいかに小さくするかが重要です。 使用する塗料などを検討し、お家を綺麗に長持ちさせましょう。 今年の夏は例年以上に紫外線が強く、お家の外壁にも大きなダメージを与えています。 本格的な台風シーズンを迎える前に、一度お家の外壁の状態を確認しておきましょう!
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