外壁塗装工事中は空き巣被害がおきやすい!5つの防犯対策をご紹介

1、はじめに

「外壁塗装工事中は空き巣被害が起きやすい」と言われているのをご存じでしょうか?                           どんな防犯対策をしたらよいかわからない方も多いでしょう。                                 外壁塗装をしたら誰でも空き巣に狙われるわけではありません。                                       空き巣に狙われる、狙われない分かれ目はどこにあるのでしょうか?                                  防犯対策のポイントを押さえて安全な外壁塗装を考えていきましょう。                                   今回はなぜ外壁塗装工事中に空き巣被害が起こりやすいか、どうしたら被害を未然に防ぐことができるのかなど外壁塗装時の防犯対策についてご紹介します。

2、外壁塗装工事中に空き巣に狙われやすい3つの理由

外壁塗装工事中に空き巣に狙われやすいのはどうしてでしょうか?                              それは外壁塗装時の普段と違う状況が関わってきます。                                             外壁塗装時は空き巣の侵入経路、侵入のしやすさ、部外者の目立ちにくさという空き巣犯の犯罪を成立させる条件が揃っているためです。                                                   この3つの理由を具体的に説明していきます。

① 足場

まず、外壁塗装時は建物の周囲に足場を組み、この足場を使って業者が塗塗装工事を行います。                       足場は屋根から家全体を覆うように組まれますが、誰でも簡単に登れることができます。                                 空き巣は通常勝手口やドアから侵入しますが、足場が組まれていると空き巣は窓やベランダから侵入します。                   足場があることで通常よりも侵入が容易になります。                                            特に2階以上であれば戸締りの甘いベランダやトイレの窓は狙われやすいです。                             そういう気の緩みを空き巣は狙っています。                                              足場は工事が終わるまで設置されるため、空き巣被害に遭いやすいリスクが長く続きます。

② 養生

もう1つは外壁塗装時に行う養生です。                                                     養生は外壁塗装時に建物を守り、塗料で周囲を汚したり傷つけたりしないようにシートで覆いをかけて保護することです。                                                               この養生を行った結果、外からの家の中や家全体が見えづらくなります。                                外壁塗装時は普段よりも不審者の侵入が気づかれにくくなります。                                       外壁塗装中は、足場と養生によって人に見つからずに侵入しやすくなってしまうのです。

③ 人の出入り

外壁塗装時には様々な業者とその作業員が出入りします。                                            そのため、普段なら見慣れない人間が出入りしたら目立つところでも比較的簡単に入り込みやすくなってしまいます。

このように、様々な条件が重なり外壁塗装時に空き巣被害を受けやすい状況ができてしまいます。                   もちろん、外壁塗装時に全ての家が空き巣被害に遭うわけではありません。                              空き巣は侵入しやすい家を選んで犯行に及びます。                                           防犯対策のポイントを押さえることで、空き巣が侵入しにくい環境を作り出すことが可能なのです。                     侵入経路、侵入しやすさ、部外者の目立たなさ、これらの弱点を防犯対策によって補うことでセキュリティを向上していいきましょう。

3、外壁塗装時の5つの空き巣対策

では、空き巣犯が狙いやすい外壁塗装時はどのように空き巣対策をすればよいのでしょうか?                    空き巣対策の基本は「部外者が侵入しにくい」「侵入したらすぐにわかる」「侵入するのに時間がかかる」「侵入した形跡が残る」これらの条件を揃えることです。                                       外壁塗装時の空き巣対策として次の5つがあります。

① 徹底した戸締り

近所への外出時はついつい忘れてしまう戸締り。                                            短い時間だからと鍵をかけないで家を出るのは危険です。                                     特に外壁塗装時に気をつけたいのが、2階や3階といった上の階の戸締りです。                            少し面倒に感じるかもしれませんが、バルコニーに繋がる窓だけでなく、小さくてもトイレの窓までしっかり施錠する癖をつけましょう。                                                   当たり前のことですが、空き巣は施錠されていない住宅に侵入するのは容易でしょう。                     全ての出入り可能な箇所に鍵をかけておくことは、非常に有効な防犯対策です。                            戸締りをしっかりしていると、空き巣が侵入する難易度が上がるので狙われにくくなります。                     「ちょっと近所までの外出だから」「2階だから大丈夫」と戸締りを怠ることがないよう注意しましょう

② 補助錠の追加、足場への施錠

戸締りが有効な防犯対策ということから、鍵がいかに空き巣の天敵かおわかりいただけるでしょう。               補助錠は玄関ドアやサッシにもう1つ状を取り付けて、犯人が侵入の際に破らなくてはならない鍵を増やす方法です。                                                               空き巣は補助錠があると侵入するのに2倍の労力と時間がかかるため、補助錠のある窓や扉を避ける方が現実的でしょう。                                                         戸締りに補助錠をプラスすることで、防犯効果が高まります。                                  外壁塗装時だけでなく、外壁塗装が終わってからも役に立ちますので、普段の防犯対策に加えるのもよいでしょう。                                                           もう1つは、足場に部外者が入れないように施錠する方法です。                                   施錠の他に、足場の階段を作業後に足場に収納するなど部外者が足場を使えないようにする場合もあります。               足場に関する侵入経路の封鎖は、業者に相談すると対応してくれます。                               可能であれば両方やっておいて損はないでしょう。

③ 監視カメラ

昨今は街中で監視カメラを見る機会が増えたのではないでしょうか?                               これは、監視カメラが防犯対策でも非常に予防効果が高いからです。                               スーパーや書店などの万引き防止の監視カメラの他、店内トラブルや繁華街の路上を映す監視カメラもあります。                                                            監視カメラで撮影されていることが分かっている状態で、わざわざ犯罪を起こす犯罪者はほぼいません。               何かあった時の証拠能力が高いからです。                                           監視カメラは犯罪を予防してくれる防犯アイテムです。                                      監視カメラを侵入しやすい場所や出入口を監視できる場所に設置するだけで、空き巣犯除けになります。                 全ての出入口に付けることは現実的ではありませんが、建物の出入しやすい場所と死角になりやすい場所に配置するのがよいでしょう。                                                   注意点として、電源の確保が必要になりますので、配置できない場所もあります。

④ センサーライトや玉砂利を敷く

センサーライトも昨今普及してきた防犯アイテムです。                                      センサーライトは門扉に近づくと人感センサーでライトが自動点灯する仕組みで、最近は一般住宅にも普及してきました。                                                           住居の門扉のそばを通った時に、突然ライトがつき驚いたことがある人も多いでしょう。                          何も後ろ暗いことがなくてもドキッとしますよね。                                          空き巣犯も踏み込んでライトに照らされれば驚きます。                                    こちらもご自宅の電源を使用する事から設置場所は限られますが、センサーライトを設置するだけで空き巣犯に心理的負荷を与えることが可能です。                                            屋外用センサーライトは価格の安い機種もありますので、初期費用もランキングコストも低く抑えられます。              防犯だけでなく、帰宅時に足元を照らしてくれますので実用性が高いです。                             もう1つ、不審者の存在を知らせてくれる防犯アイテムの玉砂利もおすすめです。                           使い方は足場への入り口やお家へ侵入しやすい場所に敷き詰めておくだけです。                            玉砂利は丸い砂利で、踏んだ時に立てる独特の音によって犯罪者を遠ざけるアイテムです。                      お家の周囲に玉砂利を敷くと、家に近づく人の気配に気づきやすくなります。                                 防犯アイテムの中でも見た目が美しく、防犯を連想させないので取り入れやすいこともポイントです。                  敷き詰める面積にもよりますが、価格もお手頃な価格からあります。                                  人気の白い玉砂利でも20㎏あたり1,800~2,500円前後が相場で、ホームセンターでも取り扱っています。                  センサーライトや玉砂利は防犯アイテムとしてお手頃な価格と取り入れやすさから、導入を検討してもよいかもしれません。                                                       外壁塗装工事が終わってからも役に立ってくれるでしょう。

⑤ 不審者が入りにくいコニュニティづくり

最後は戸締りと並んでお金がかからない防犯対策です。                                      犯罪者が最も嫌うものは「住民同士の付き合いがしっかりとあるコミュニティ」です。                       住民同士のコミュニティが円滑な場合、犯罪者は不審者として声をかけられたり、記憶に残って事件が露見したりする可能性が高いため、その街で犯罪を避ける傾向があります。                                  空き巣も同じように近隣住民から声を掛けられ、見慣れない不審者として記憶されるリスクは避けるでしょう。犯罪に狙われない環境は住民同士の関係性にあります。                                    近隣の方と普段から挨拶することから始めていきましょう。

4、外壁塗装で施工業者と打ち合わせしておきたい防犯の3つのポイント

外壁塗装時の防犯対策について、施工業者と事前に打ち合わせしておくのも有効です。                      業者と連携が取れれば、心強い味方になってくれます。                                      次に打ち合わせる際に施工業者に協力を依頼したい3つの項目をご紹介します。

① 工程表と名簿をもらう

作業がある日程と作業内容を書いた工程表や、工事に携わる作業員の名簿を提供してもらいましょう。                作業のない日や名簿にない作業員の名簿があれば、不審者に気づくことができます。

② 作業員を家の中に入れない

打ち合わせ以外に作業員を家の中に入れないよう施工業者と約束しておくのもよいでしょう。                     作業員が家の中に入った後に何かがなくなった、といったことがあると業者も家主も嫌な思いをすることになりますので、希望を事前に伝えておくとスムーズです。

③ 足場に部外者が入れないようにしてもらう

塗装工事を行っていない時は足場に誰も入れる状態にならないよう、施錠や昇降階段の取り外しなどを依頼するとよいでしょう。                                                      足場があると2階の窓やベランダからの侵入が可能になってしまうため、「作業終了後や作業のない日は足場へ入れないようにしてほしい」と伝えれば対応してもらえます。                                        対応は業者によって異なりますが、優良業者であればお客様の不安をそのままにすることはありません。               懸念材料や不安については、ぜひ打ち合わせの際にはっきりさせておくとよいでしょう。

5、まとめ

外壁塗装時に空き巣に必ず入られるというわけではありません。                                                しかし、外壁塗装時は空き巣に狙われやすい状況であるのは事実です。                                空き巣に狙われにくい家を作るための防犯対策は、普段からの心掛けが大切です。                               近所の住人への挨拶は外壁塗装時だけでなく、犯罪が起きにくいコミュニティを作ることに繋がります。                  また、安心して外壁塗装工事が行えるよう、事前に施工業者と話し合っておくとスムーズです。                     業者との協力、挨拶やコミュニケーションが空き巣や犯罪を遠ざけます。

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