外壁塗装工事で騒音トラブルはある?

1、はじめに

今までに近隣で外壁塗装工事をされたお家がある方は「騒音がうるさくて気になる!」という経験をされたことはないでしょうか?                                                                                                                                                                      外壁塗装工事というとあまり大きな音が出ないイメージをお持ちの方が多いようです。                                                        どんな種類の工事でも、工事が始まると作業音や機械音、さらには人の話し声・気配など気になり始めますよね。                                                            「いつ工事が終わるの?」「何をやっているの?」など工事の全容がわからないと、さらにストレスになるかと思います。                                                                今回は外壁塗装工事で大きな音が出る作業の内容と工事期間をご説明します。                                また、現在工事の作業音が気になるという方のために騒音ストレスを軽減する方法やご自宅の工事での騒音トラブルを避ける方法もご紹介します。

2、外壁塗装工事で騒音が気になる作業と工事期間

外壁塗装工事では、大きい音が出る作業があります。                                      その作業内容と工事期間を解説していきます。

1 足場架設・解体

まず塗装工事で大きい音が出る作業が足場の架設・解体です。                                      足場架設は工事初日、足場解体は工事最終日に行うことが多いです。                                    作業期間は架設・解体時それぞれ一戸建ての場合は3~5時間程度、大型物件の場合は1~2日程度です。                          工事時間は朝の9時頃からスタートすることもあるので、その場合は朝から大きな音が出ると把握しておきましょう。

2 高圧洗浄 

次に高圧洗浄の作業です。                                                      高圧洗浄をしてお家全体を水洗いしていきます。                                       高圧洗浄のモーター音と水が噴射される音が出ます。                                       作業時間は4~6時間ほどですが、大型物件の場合は2~3日に分けて行うこともあります。                       この高圧洗浄作業が終われば、足場解体までは静かな作業になることが多いです。

3 機械を使った下地補修

下地補修というのは、塗装をする前に下地の状態を補修してから水が入らないようにする作業です。                        基本的に音が出る作業ではありませんが、工具や機械を使用する場合は音が出ます。                         補修作業は長くても半日ほどで、他の作業と比較すると音はそこまで気になりません。

4 吹付塗装

外壁の塗装方法としては、手塗りのローラー塗装と機械を使う吹付塗装の2つの方法があります。                              基本的には手塗りで塗装することが多いのですが、仕上げで吹付塗装をする場合もあります。                         また、雨戸などの蛇腹になっているものは綺麗に仕上げるために吹付塗装をすることも多いです。                    吹付塗装では、専用の機械(スプレーガン)を使用するため音が出ます。                            工事期間は規模にもよりますが、2~3日ほどです。

5 屋根カバー・葺き替え工事

外壁塗装工事と一緒に屋根のカバー工事や葺き替え工事が行われるケースもあります。                              工事の中では劣化した屋根の撤去や新しい防水シート・屋根材の設置などの作業があり、時には大きな音が出ることもあります。                                                          特に防水シートを固定する際には工具を使用するため「ドンッ」という音が聞こえます。                             屋根工事のような高所作業は周囲に音が響きやすいため、近隣に住む方は気になるかもしれません。                工事期間は3~7日ほどです。

6 職人の話し声

ご自宅や近隣の工事の場合は、職人の声が聞こえてくることもあります。                                内容としては工事の打ち合わせ作業の確認などです。                                     現場に入る人数は1~3人ほどなので、集団で騒いでいるような大声にはなりません。                       しかし、大きな声の指示や雑談などが気になる場合は遠慮せずに施工業者に伝えましょう。

3、工事中の騒音ストレスを軽減する4つの方法

工事中の作業音のストレスを軽減する方法を4つご紹介します。                                                                                    ストレスを抱えて日々暮らすのは気が滅入ってしまい大変です。                                   近隣でこれから工事が始まるという方、工事中少しでも心穏やかに過ごしたい方はぜひお試しください。

1 大きな音が出る作業日を事前に把握する

近隣でこれから工事が始まるという場合は、大きな音が出る作業日程を事前に把握しましょう。                         日にちを把握しておくことで、実際に音が聞こえてもストレスになりにくいです。                           確認しておくと安心なのが以下の4つの作業日程です。 

・ 足場架設                                                         ・ 高圧洗浄                                                          ・ その他音が出る作業(屋上防水、吹付塗装など)                                        ・ 足場解体                                                       

日程と一緒におおよその作業時間も確認しておくとより安心です。

2 音が出る作業の日は外出する

大きな音が出る作業の日程がわかったら、外出する予定を入れるのもおすすめです。                           外出することでリフレッシュもでき、ストレスを緩和することができます。

3 イヤホン・ヘッドホンで騒音をシャットアウトする

大きな音が出る作業の日に、どうしてもお家にいなければいけない場合はイヤホンやヘッドホンで音楽などを楽しむことをおすすめします。                                                  ご自身の耳を塞いでしまうことが1番簡単で効果的です。                                            今はノイズキャンセリング機能が付いた製品も多いので、イヤホン・ヘッドホンをして作業音を意識しないようにしましょう。

4 職人の声がうるさい場合は施工業者に伝える

工事中、職人の声がうるさくて気になるようなら施工業者に伝えましょう。                              工事中は現場での打ち合わせもあるので完全に無言とはいきませんが、声のボリュームを下げることはできます。                                                          「もう少し声のボリュームを下げてほしい」                                          「子供が寝ているから今の時間は声を小さくしてほしい」                                   などと伝えて改善してもらいましょう。                                              もし直接現場にいる職人に言いづらいという場は、担当のスタッフやカスタマーセンターに連絡することもおすすめです。

4、ご自宅の塗装工事で騒音トラブルを避ける2つの対策

ご自宅の塗装工事をされる際に、近隣の方からの騒音のクレームを受けないための対策を2つご紹介します。                                  一般的には「お互い様だから」と大きな音が出る工事であってもクレームになることは少ないです。                                               しかし、塗装工事を経験されたことのない方が多く住んでいる住宅地の場合「なんで塗装工事なのにこんなに大きな音が出るの?」と驚かれる方もいます。                                              近隣との関係を円滑にするための配慮を知って対策していきましょう。

1 工事前に近隣に挨拶する

工事が始まる前に近隣の方へ挨拶をしておきましょう。                                         大きい音が出る工事があることを知っているのと知らないのでは、ストレスの感じ方が全く異なるからです。              誰でも予告なく隣で大きな音が出る作業を始められたら、いい気持ちはしませんよね。                        事前にお知らせしておくことで「今日から工事が始まったんだ」と全く異なる印象になります。                    両隣と向かい・裏のお家には工事前に一言挨拶しておくとよいでしょう。                           また、塗装工事の際は施工業者が近隣への挨拶を行ってくれることもあります。                           ただし、挨拶のタイミングや範囲は施工業者によって様々なので、事前に打ち合わせをしておくとよいでしょう。                                                                           さらに施工業者と一緒にご自身も挨拶に伺うと好印象です。

2 工事後にお礼を伝える

さらに良い関係を気づく策としては、工事終了後にもお礼を伝えることです。                            この一言があるだけで「お隣の工事は少しうるさかったな」で終わっていた印象が、「丁寧に挨拶までしてくれて感じの良い人だな」という印象に変わります。                                                                                塗装工事はどうしても近隣の方の協力がないとできない工事なので、きちんとお礼を伝えて良好な関係を築いていきましょう。

5、まとめ

塗装工事は大きな音が出ない静かな工事のイメージもあるため、実際に塗装工事が始まってから騒音トラブルが起きてしまうこともあります。                                              あらかじめ工事内容を把握して、どのようなタイミングで大きな音が出る工事が行われるのかを知っておくと、お家の中にいるご自身もストレスをあまり感じず快適に過ごすことができるかと思います。                                                   今後も長く住んで行く地域ですから、近隣との周りの関係も大切です。                               近隣の方への配慮も対応した上で、良好な付き合いを継続していきたいですね。

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