多くの方がリフォーム工事の見積もりを見て　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「足場代が思っていたよりも高い」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「足場を仮設せずに工事をお願いすることはできない？」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　とお思いになるのではないでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「まとまった費用が必要となるリフォーム工事をできるだけ安く依頼したい」と誰もがお考えになるはずです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　工事に必要な人件費や塗料などの材料費以外で「足場代って節約できないものなのかな？」とお思いになるのも当然かもしれません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　リフォーム工事における足場仮設の必要性については、「労働安全衛生法で定められているから」と言ってしまえばそれまでなのですが、実はお客様に高品質なリフォーム工事を提供する上でも非常に大切なものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その理由は次の２つです。

①　職人の安全確保

厚生労働省の発表によると、建設業の労働災害による死傷者数は全産業の中で最も多く、令和元年の統計では、はしごや屋根、足場などからの転落・墜落したことによる死傷者数は77名にも上ると発表されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　これだけを見ても、いかに高所での作業が危険にさらされている作業環境であるとお分かりいただけるかと思います。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　定まっていない足元、風の影響を受けやすい高所、勾配のある屋根など慣れているとはいえ、例えば足を滑らせてしまった、バランスを崩してしまったといったことがあればたちまち大きな事故にまで発展しまう可能性があるのが屋根や外壁に関わる外装工事です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　まず大前提に、こうした環境で作業を行う職人の安全を守る目的が足場にはあるのです。

②　作業効率を上げ、質の高い工事を実現する

足場を仮設するということは、職人に安定した作業環境を提供するということです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　例えば片手にローラーやスプレーガンを持った職人が「足元も不安定」「十分な作業スペースもない」といった環境で丁寧な作業ができるでしょうか？　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんだか想像するだけで怖くなってしまいますよね。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また効率面では、例えばはしごのみで外壁全体を塗装する場合、１箇所を塗ったら下まで降りて、またはしごをかけ直してといったことを繰り返す必要があるので、時間ばかりかかってしまい、いつまで経っても塗装が終わりません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「十分な強度があり歩行しやすい環境」「十分な幅が確保され作業しやすい環境」などは職人の安全を守るだけでなく、効率よく、また丁寧な質の高い工事を提供するためには必須です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　また、足場にメッシュシートをかけることで高圧洗浄時の汚れの飛散、塗装時の塗料の飛散などを防ぐことができるため、近隣の方への配慮にもつながります。