1、はじめに
外壁リフォームを検討される方が一番お悩みになるのが、外壁の色選びだと言われています。 お家の見た目や印象を大きく左右するだけに、色選びは重要です。 今回は、外壁リフォームの人気の色・汚れや気候に強い色・おすすめできない色の紹介や、色選びに失敗しないための方法を詳しくご紹介します。
2、色選びの3つのポイント
外壁リフォームの色を決める際は、色選びの軸を明確にすることがポイントになります。 色選びの軸が定まっていれば、納得のいく色をスムーズに選ぶことができます。 色選びの軸としてよくあるのが、次の3つです。
① 人気の色
外壁の人気の色ランキングトップ5は次の通りです。(2023年最新ランキング) 1位:ベージュ 2位:ホワイト 3位:グレー 4位:ブラック 5位:ブラウン
1位のベージュの特徴は、何色と一緒に使っても合わせやすいことです。 周囲の色はもちろん、屋根や玄関ドアやサッシ、門扉などとも相乗効果を発揮してお家全体がおしゃれになりやすい色とも言えます。 土埃と同じ色をしているので、汚れがほとんど目立たないこともメリットです。
2位の白色は、明るく清潔感があり、まるで新築のようにきれいに見えるでしょう。 また、白系の色を使用した建物は多いため、白を使ったお家は周囲ともよく調和します。 一方、真っ白な外壁はシミや埃などの汚れが目立ちやすいという欠点もあります。
② 汚れが目立たない色
汚れが目立たない色は、グレー・茶色・ブルーグレーの3色だと言われています。 グレーは、実は白色に劣らない人気を持つ外壁の定番色です。 白と同様に周囲の建物から浮きにくいことに加えて、汚れがほとんど目立たないことが人気の理由です。 グレーのお家は、シンプルでモダンなイメージや、かっこいい大人の印象を与えることができます。
茶色もベージュやグレーなどと同じく汚れが目立ちにくく、周囲の建物と合わせやすい色です。 茶色には、グレーにはない安心・安定・ぬくもりの印象が感じられます。 また、茶色をメインカラーにしたお家は欧米風のイメージに近づくのも特徴です。 特に、サイディングで表面がタイル調・レンガ調の製品を選んだ方にはおすすめのカラーです。
ブルーグレーは、ハッキリとした青よりも周囲から浮きにくく、汚れも目立ちにくいのがメリットです。 「グレーの機能性・親和性は魅力的に感じるけれど、もう少し個性も欲しい」という方にはピッタリのカラーではないでしょうか?
③ 個性的・おしゃれな色
「せっかくリフォームするのだから、おしゃれな色を使いたい」という方や、「個性的な色にイメージチェンジしたい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな方におすすめな色が、黒・黄色・緑・青・赤の5色です。
もしご自宅の外壁が金属系の素材なら、黒を考えてもよいかもしれません。 黒の外壁は非常にスタイリッシュでかっこいいイメージですが、部分的にベージュや白などの優しい印象のカラーと取り入れると親しみやすいイメージのお家にすることも可能です。 ただし、黒には意外にも汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。 外壁に付着する埃やゴミには、白に近い灰色をしたものが多いので、黒色の面が広いとかえって汚れが強調されてしまうのです。
黄色のお家の特徴は、遠目にもよく目立ち、イメージも活発で明るい印象であるということです。 原色に近いイエローはまぶしくなりがちですが、クリーム色に少し近づけるとグッと落ち着いた優しい印象になります。
緑は自然界にある色なので、鮮やかなものを使ってもナチュラルなイメージが保てます。 また、茶色・赤・黄色などとも相性が良く、個性的に仕上げられながら違和感のない色を目指すなら緑がおすすめです。
青を使用した外壁では、少し黒に近い落ち着いた青を選び、外壁の一部に白を組み合わせると違和感なく仕上がります。 鮮やかな青は、高級感とおしゃれさを合わせ持つ色です。 ご近所とはひと味違う外壁にしたいと思ったら、第1候補に挙がる色でしょう。 ただし、青は男性的な印象を強めることと、明るすぎると周囲のお家から浮きすぎてしまうため注意が必要です。
赤は伝統的な建材でもあるレンガの色に近く、外国風のおしゃれで高級なイメージのお家になります。 一方、原色の赤を使いたいなら、ワンポイントで使う多色塗りにするなど奇抜になりすぎないよう注意が必要です。
3、プロがおすすめする外壁色3選
外壁の色選びの際、色の好みを考えに入れない場合は外壁には淡い色、薄い色が断然おすすめです。 具体的には、ベージュ・クリーム色・ライトグレーの3系統ならば、まず失敗しないでしょう。 これらの色がおすすめのは、汚れが目立ちにくいことと、周囲のお家に調和しやすいことの2点が大きな理由です。 外壁のカラーでは白や黒が人気ですが、意外と汚れが目立ちやすいため、やはり中間色の方がおすすめです。 次に「耐久性」「変色しにくさ」「汚れの目立ちにくさ」など外壁に求める機能の観点から、おすすめの3色をご紹介します。
① 汚れにくい外壁にしたい方におすすめ!
外壁についた汚れが目立ちにくい色は、グレーです。 反対に汚れが目立ちやすい色は、白や黒です。 外壁につく汚れは、砂や土埃、コケやカビ、鳥のフンなどです。 これらの汚れの色は、白と黒の中間色をしているので、同じ中間色のグレーでは目立ちにくく、はっきりとした白・黒・純色カラーの外壁では目立ちやすくなります。
② 熱に強い外壁にしたい方におすすめ!
外壁の表面温度が上がりにくく、熱に強い色は白もしくは薄い色です。 反対に高温になりやすく、熱劣化が進みやすいのが黒もしくは濃い色です。 太陽光を受けて温度が上がりやすいのは、黒に近い色です。 そのため、熱による劣化を防ぎたいならば、外壁の色は純粋な白がベストとなります。 真っ白以外の色が良ければ、白に近い薄い色であるほど、熱の影響を受けづらくなります。
③ 周囲のお家と調和する外壁にしたい方におすすめ!
周囲から悪目立ちしないためには、定番色のベージュ・白・グレーがおすすめです。 反対に、個性的で目立つ色にしたいなら、原色に近い赤・青・黄・緑や混じりけのない黒・白を選ぶとよいでしょう。
4、外壁の色選びが進まないときの3つのコツ
ご自宅の外壁の色を検討していくと、最終的にどの色がよいのか色選びが進まないこともあります。 そんな時には、次の3つのことを意識してみるとよいかもしれません。
① 色より先にイメージを決める
外壁の色を決める前に「どんな印象のお家にしたいのか」を決めましょう。 色にはたくさんの種類があります。 色見本やカタログを見ていると、どんな色がいいのか、ご自身でもわからなくなってしまうことがあります。 そんなときも、先にイメージを固めておけば迷ったときに立ち返るところができ、結果的に早く判断することができます。
② イメージと色を決める方法
例えば、赤は「元気」、青は「クール」と言ったように、色にはイメージがあります。 最初は、色が与える印象を理解し、どう印象づけたいかを言葉にすることから始めましょう。 具体的には、色ごとに与えるイメージはインターネットなどでも調べることができます。 それでも「どれか1つに決めるのは難しい」と思われても問題ありません。 最初は複数色選んでもよいですし、避けたいイメージや色を明確にするだけでも構いません。 大切なのは、ご自宅をどんな印象にしたいのか、あるいはどんな印象は避けたいのかを意識しておくことです。
③ それでも思い描くイメージがない場合
「北欧風の家にしたいけど、思い浮かぶイメージがない」という方もいるかもしれません。 そんな方は、ぜひインターネットで画像検索をして北欧風にするとどんな印象のお家になるのかを意識しておくことが大切です。 具体的に北欧風と言っても、本場の赤っぽい外壁なのか、シンプルな白なのか、鮮やかな青みを入れるのかで印象が変わってくるからです。 調べるうちに、ご自身がどんな色合いが好きなのか、どういう印象を持ったのかを把握しておくと後から失敗が少なくなります。
5、まとめ
外壁塗装をする場合、せっかく選んだカラーも塗装がうまくない業者が施工すると見本通りの色にならなかったり、すぐに色があせてしまうかもしれません。 希望通りの満足度の高いリフォーム工事をするには、何よりも業者選びが大切です。 じっくりと時間をかけて、大切なリフォーム行いましょう。
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