【2023年5月】また塗料の価格が上がります!

1、はじめに

スーパーで売られる日用品などあらゆるものの値上げのニュースが頻繁に報道されていますが、外壁塗装に必要不可欠な塗料も例外ではありません。                                          2021年・2022年に続いて、2023年3月から塗料製品・塗装副資材が10~30%値上がりされています。             塗料の値上げは今回で4回目となります。                                           今回は塗料製品が再値上げされる理由と今後の情勢についてご紹介します。                                                          外壁リフォームを検討されている方は、ぜひ参考になさってください。

2、塗料が値上げされる原因

2021年から塗料の値上げが続いていますが、今年も引き続き塗料が値上げされる大きな原因は、世界的な環境問題やウクライナ危機等の影響により原料産地での減産、海外との原料価格差是正が重なり、世界的に各種原料が逼迫し、国内調達可能なほぼ全ての原料塗料を作る上で必要不可欠な原材料、酸化チタン(チタン鉱石)、合成ゴム(エマルション・ナフサ)、樹脂(エポキシ樹脂)、顔料(二酸化チタン、カーボンブラック、アルミニウム、銅、亜鉛、鈴)、添加剤、塗料缶が大幅値上げされたことが挙げられます。                                    また、塗料価格の高騰だけでなく、急激な原油価格の上昇と宅配便業界の国内配送量急増による人手不足で塗料の運送費も日本国内全体で高騰高止まりしており、電気料金の割増も挙げられます。                            こういった状態は、各企業単体の努力によって吸収することが極めて困難な状況になっています。                      特に塗料は、原材料自体が海外依存が高いことから、原材料調達時の価格交渉も難航を極めており、原材料調達・原料価格の高止まり収集のめどが全く立たない状況が続いています。                                 なお、外壁塗装に必要な副資材や消耗品であるマスカーテープ、マスキングテープ、ローラー、刷毛、塗料容器も塗料と同様に多くが値上げしているので、2023年は今まで以上に景気動向を注視する必要があります。

3、2023年 塗料メーカーの値上げ幅

2023年塗料メーカー各社の平均的な値上げ幅(2022年比)は次のとおりです。

シンナー類            15~20%                                      溶剤系塗料            10~25%                                     水性塗料・表面処理剤関係     8~12%

2021年以前の塗料値上げや塗装用品の値上げは、塗料原材料・塗料メーカー、副資材メーカー、運送会社、塗料商社、各商品間バランスを取りつつ、塗装店ごとの契約単価、標準売価(ランク単価)、販売量に応じたスライド単価、各営業マンの商品台帳の単価を微調整することである程度は塗料値上げの抑制が利いたのですが、コロナ禍で勃発したグローバルな物の争奪戦の中、デフレと国内の円安によって経済発展が著しい新興国に買い負けしてしまっている感じに加え、ウクライナ危機によって原油価格が高騰している状況です。                     本来であれば2023年はコロナ収束後の経済活動再開で景気の好転する期待があったのですが、今では全く不透明と言えます。

4、塗料が下がるまで外壁塗装は待つべき?

塗料の値上げは今すぐ落ち着くものではないと考えられています。                               むしろこのまま値上がりが続いて、今後ますます高くなる可能性もあるでしょう。                          そんな中で「塗料の価格が下がるまで外壁塗装は待つ」ことは避けましょう。                               外壁塗装を検討されている方は、早目のタイミングがおすすめです。                                外壁の劣化を放置しておくと大規模な修繕や補修が必要となり、さらに余計な出費がかかってしまいます。                          特にこれからの梅雨時期や台風シーズンは外壁が傷みやすいです。                                                                          外壁塗装の費用を少しでも安くしたいのであれば、補助金や助成金制度が活用できるケースもありますので、うまく活用するとよいでしょう。

5、まとめ

毎年のように塗料も値上げが続いていると、「外壁塗装の費用もどんどん上がっていくかも」と焦りを感じる方もいらっしゃるかと思います。                                                 焦って外壁リフォームを契約すると、悪徳業者に足元をみられ不要な工事を高額に押し付けられるリスクも考えられます。                                                         外壁リフォームはその必要性を慎重に検討しつつ、焦らずに無意味に先延ばしにもしないのが最善です。

✨✨見積もり・ご相談無料✨✨                                            お気軽にお問い合わせください!