2023年塗料メーカー各社の平均的な値上げ幅(2022年比)は次のとおりです。
シンナー類 15~20% 溶剤系塗料 10~25% 水性塗料・表面処理剤関係 8~12%
2021年以前の塗料値上げや塗装用品の値上げは、塗料原材料・塗料メーカー、副資材メーカー、運送会社、塗料商社、各商品間バランスを取りつつ、塗装店ごとの契約単価、標準売価(ランク単価)、販売量に応じたスライド単価、各営業マンの商品台帳の単価を微調整することである程度は塗料値上げの抑制が利いたのですが、コロナ禍で勃発したグローバルな物の争奪戦の中、デフレと国内の円安によって経済発展が著しい新興国に買い負けしてしまっている感じに加え、ウクライナ危機によって原油価格が高騰している状況です。 本来であれば2023年はコロナ収束後の経済活動再開で景気の好転する期待があったのですが、今では全く不透明と言えます。