【初心者向け】外壁塗装の業者選びで失敗しないコツ

1、はじめに

壁塗装をお考えの方の中には、「外壁塗装ってどこの業者に頼めばいいの?」「外壁塗装業者へ依頼する時、注意するべきポイントを知りたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか?                                 大事な家の修繕を任せるからには、しっかりした業者に適正な価格でお願いしたいですよね。        しかし、中には相場より高い費用を要求する悪徳業者もいます。                     それどころか欠陥のある施工をされる可能性もゼロではありません。この記事では外壁塗装の業者選びで失敗しないコツについて解説します。

2、外壁塗装で失敗しない業者を選ぶ6つのコツ

建築業に携わる方でもない限り、外壁塗装の業者の良し悪しはなかなか判断できないでしょう。
ここでは外壁塗装の業者選びで意識したい6つのコツについて紹介します。
                                       
1、相見積もりを取る
2、施工実績を確認する
3、営業マンの対応をチェックする
4、質問に対し具体的に対応できるか確認する
5、資格や許可を持っているか確認する
6、アフターフォローや保証内容を確認する
                                        
以上のコツをしっかり押さえておけば、優良業者を見つけられる可能性がグッと高まります。
                                       
1、相見積もりを取る
 
適正な価格での見積りをもらうためには相見積もりを取ることが欠かせません。
相見積もりとは、1社だけでなく複数の業者に対し見積もりを頼むことです。
1社にしか見積もりを頼まなければ、足元を見る業者は相場より高い見積もりを出してきます。
しかし、他の業者にも見積もりを頼んでいるとなれば不当に高い金額は出せません。
高い見積もりを出したところで、顧客を獲得できなければ意味がないからです。
相見積もりを取る時は、「他の業者にも見積もりを頼んでいます」と伝えておきましょう。
相見積もりのプレッシャーがあれば、不当に高い見積もりを提示されるおそれが少なくなります。
ただ、見積もりはできるだけたくさんの業者に頼んだ方が良い、というものではありません。
あまりに多くの業者に頼みすぎると、今度はどこに依頼すればいいのか混乱してしまいます。
見積もりの依頼は3〜5社程度にしておくと良いでしょう。
各社からの見積もりが揃ったところで、依頼する業者を決めます。
高すぎる見積もりを出している業者は候補から外します。
しかし、安すぎる業者を選ぶのは避けましょう。
理由は、安すぎる見積もりを出す業者は手抜き工事をする可能性があるからです。
高すぎず安すぎず、相場にあった見積もりの業者を選びましょう。
                                       
2、施工実績を確認する
                                        
経験豊富な業者ほど技術力に期待できます。
これまでどんな施工をしてきたのか、かかった料金はどれくらいかなどを確認しておきましょう。
悪徳業者だった場合、詳しい施工実績をアピールすることはなかなかできません。
施工実績の説明は詳しければ詳しいほど信頼できる業者だと言えます。
                                       
3、営業マンの対応をチェックする
                                        
いい加減な対応をする業者は、その時点で候補から外しましょう。
難しい専門用語を並べる営業マンにも要注意です。
依頼主が外壁塗装に詳しくないのをいいことに、業者が有利になるよう誘導しているかもしれません。
また、契約を焦らせてくる営業マンにも注意が必要です。
「今決めてくれれば安くできますよ!」といった言葉を信じてはいけません。
                                       
4、質問に対し具体的に回答できるか確認する
                                        
不安や疑問点があれば遠慮なく相談しましょう。
そこで重要なのが、メリットだけでなくデメリットも説明してもらうことです。
具体的なメリット・デメリットを挙げられない業者に十分な知識や技術があるのかは疑問です。
悪徳業者の場合、意図的にデメリットを隠している可能性もあるでしょう。
事前確認を曖昧にしていると、解釈の違いで施工後に揉めてしまうことにもなりかねません。
                                       
5、資格や許可を持っているか確認する
                                        
外壁塗装を行う業者が持つ資格や許可に、「塗装技能士」や「建築業の許可」というものがあります。
塗装技能士は国家資格の一つです。
塗装技能士には1級と2級があり、それぞれ実技試験と学科試験に合格する必要があります。
特に1級は実務経験が7年以上あることが受験資格となっています。
つまり1級塗装技能士がいるということは、経験豊富な従業員がいることの証明になるのです。
500万円以上の工事では建設業の許可票が必要になります。
外壁塗装で500万円を超えるケースはほとんどありません。
ただ、建設業の許可を取得するには自治体の審査が必要です。
つまり、建設業の許可を取得している業者はそれだけで信頼度が高いと言えます。
                                       
6、アフターフォローや保証内容を確認する
                                        
業者に悪気がなくても、施工にミスが起きてしまう可能性は否定できません。
もしミスがあったと分かれば、余計な手間や費用がかかってしまいます。
そこで大事なのが保証などのアフターフォローです。
どんな保証があるかはもちろん、保証を受けられる条件や期間も確認しておきましょう。
また、保証については保証書などの書面に残してもらい、なくさないように保管してください。

3、外壁塗装の業者の種類

外壁塗装の業者といってもその形態はさまざまです。大まかな形態は以下の3つとなっています。
                                       
1、ハウスメーカー
2、リフォーム業者
3、地元の外壁塗装会社
                                        
それぞれの形態ごとのメリット・デメリットについてご紹介します。
                                       
1、ハウスメーカー
                                        
・メリット
                                        
ハウスメーカーのメリットはなんと言っても安心感があることです。
家を建ててもらったハウスメーカーであれば、その家に関するあらゆるデータを持っています。
そのため適切な塗料や施工方法などを十分理解しており、見当違いの施工をする心配がありません。
また、規模の大きさから人手が十分確保されているのもハウスメーカーのメリットです。
依頼が重なってしまい、対応が遅れてしまうというケースはほとんどありません。
                                        
・デメリット
                                        
ハウスメーカーに外壁塗装を依頼した場合、費用が高くなってしまう傾向にあります。
なぜなら、ハウスメーカーに依頼しても実際に外壁塗装を行うのは大抵の場合、下請け業者になってしまうからです。
構造的には、実際に施工する業者と、依頼主であるあなたの間に、ハウスメーカーが入っていることになります。
そのため、ハウスメーカーを仲介していることによる手数料が上乗せされてしまうのです。
                                       
2、リフォーム業者
                                        
・メリット
                                        
リフォーム業者の強みはリフォームの知識や技術を豊富に備えていることです。
外壁塗装を依頼した際に他のリフォームも一緒に頼みやすいのがメリットだと言えるでしょう。
                                        
・デメリット
                                        
リフォーム業者は工事内容によって技術に差が出ます。
もともと塗装業者だった会社がリフォームを手掛けているのであれば問題はないでしょう。
ただ、リフォーム業者の中には家具メーカーがリフォーム業に参入してきたという場合もあります。
会社の施工経験の差によって、金額や仕上がりに影響が出てしまうこともあります。
                                       
3、地元の外壁塗装業者
                                        
・メリット
                                        
地元の業者は価格が安い傾向にあります。
なぜなら、ハウスメーカーのように下請け業者に工事を発注してはいないからです。
現場と依頼主の距離が近いため、意思伝達がスムーズに行えます。
融通が利きやすいのも地元業者の魅力です。
                                        
・デメリット
                                        
地元業者は玉石混交で、良い業者と悪い業者の見極めが困難です。
悪徳業者に騙されないために、情報収集はより丁寧に進めていかなければいけません。
近年では、優良な地元業者だけを集めた見積もり比較サービスなどもあります。
低価格で優良業者を見つけたいのならぜひ利用してみましょう。

4、外壁塗装の業者を探す方法

最近はインターネットを利用して業者を探す方も多いでしょう。しかし業者を探す方法はインターネットだけではありません。外壁塗装の業者を探す主な方法は以下の3つです。
                                       
1、知人に紹介を頼む
2、地元のチラシや広告を調べる
3、インターネットの見積もりサイトを使う
                                        
あなたにあった探し方を検討してみてください。
                                       
1、知人に紹介を頼む

もしかすると、あなたの友人や親戚にこれまで外壁塗装を依頼した方がいるかもしれません。
信頼している人からの紹介であれば安心して依頼できるでしょう。
ただ、同じ業者に依頼していても人によって感想は異なります。
知人が絶賛していたとしても、自分で良し悪しを見極めることは重要です。
2、地元のチラシや広告を調べる
                                        
地元の小さな業者はインターネットで活動していないことも珍しくありません。
簡単なホームページしか持っていない場合もあるでしょう。
良し悪しを見極めるのは難しいですが、チラシや広告で優良業者に出会えることもあります。
                                       
3、インターネットの見積もり比較サイトを使う
                                        
インターネットの見積もり比較サイトを使えば、複数の業者に一括で見積もりを依頼できます。
見積もり比較サイトなら自分で業者を探し出す手間がかかりません。
また、一社一社に自分で見積もりを頼む手間も省けます。

5、まとめ

満足できる外壁塗装ができるかは業者選びにかかっているといっても過言ではありません。
適当に決めてしまうと、悪徳業者に騙されてしまうリスクが高まります。
業者選びは妥協せず、納得できるまで慎重に探しましょう。