【はじめての外壁塗装】塗料の種類・選び方・塗り方の解説

1、外壁塗装に用いられる塗料の種類と特徴

【アクリル】

アクリル塗料はアクリル樹脂塗料ともいわれます。他の塗料と比較すると価格が安いのですが汚れやすく耐久性が低いのが特徴です。耐用年数は約5年程度です。

短期間での塗り替えが必要になる為、近年、外壁塗装に使用されることは少ないのが現状です。

【ウレタン】

一昔前まではウレタン塗料は主流でしたが今ではシリコン塗料やフッ素塗料が一般的になり、外壁塗装では昔ほど使用されなくなりました。しかしウレタンは密着力があり汎用性が高いので雨樋等の付帯部に用いられることが多いです。

【シリコン】

シリコン塗料はシリコン樹脂塗料ともいわれます。シリコンは価格と機能のバランスが良く、遮熱機能が付加されたものや耐候性が高いものがあります。耐用年数は約8年~程度です。

外壁塗装に用いられる塗料として人気が高いです。

【ラジカル】

ラジカル塗料はモルタル・鉄部・木部等のあらゆる下地に用いられますが最新の塗料なため扱ったことが少ない業者が比較的多いので施工実績が多い依頼することが大事です。

【フッ素】

フッ素塗料は耐用年数約10年と長く、耐久性・耐候性に優れています。価格は高いですが長期的に外壁を保護できるのでコスパの良い塗料の一つです。

【無機】

無機塗料はレンガや石、ガラスなどの無機物を含んだ塗料です。無機物は紫外線などで劣化しない為、塗料に配合することで耐久性・耐候性を高められます。

劣化が起きにく変色しにくく汚れにくいというメリットがありますが価格が高いのも特徴です。

2、塗料の色の選び方とそのポイント

2-1塗料の色を選択する

住宅の外壁の色はイメージを変える大事なポイントです。色の系統が同じでも、色味や濃淡や明るさによって印象に違いがでるので塗料メーカーの色見本だけでなくカラーシュミレーションを見せて頂き住宅に合った色を選びましょう。

2-2塗料のタイプを選択する

塗料には作業性に優れた水性塗料と耐久性に優れた溶剤塗料があります。また1液型・2液型の違いがある為、価格・作業性・耐久性などを施工業者に確認し適切な塗料を選択しましょう。

2-3塗料の機能性を選択する

前項でご紹介した塗料以外に防水塗料・低汚染塗料・遮熱塗料・光触媒塗料・弾性塗料など機能性を付加した外壁用塗料もあります。住宅環境や耐候性などを考慮して必要な場合は機能に優れた塗料を選択しましょう。

2-4既存の外壁材との相性で選択する

外壁材にはモルタルやサイディングなどがあり塗料によっては相性が合わない場合があります。ご自宅の既存の外壁材を確認し相性が合う塗装を選択しましょう。

3、外壁塗装の塗り方を知ろう

ローラー塗装

外壁塗装する際に近年、一般的にローラーで全体を塗装します。ローラーでの塗装は作業性が高く広範囲の塗装に向いています。

スプレー塗装

スプレー塗装は塗料を霧状に噴射する機械を使用し塗装面に吹き付けます。広範囲の塗装時間を短縮できたりスプレー塗装ならではの模様をつけれます。

ただし塗料を無駄に使ってしまう・飛び散りが多い・機械の騒音が大きいなどのデメリットがあり近年の外壁塗装ではあまり行われません。

刷毛塗装

刷毛塗装は技術力がいるため塗装経験が少ないと塗りムラなどの施工不良が起こりやすい。広範囲の塗装は向いてないので細かい箇所や補修の施工の際に行われることが多くあります。