雪災で想定される被害例には、どのようなものがあるのでしょうか? 様々な事例をもとに、火災保険で補償されるかどうかを具体的に見ていきましょう。
被害例①:落雪でカーポートの天井が壊れた
落雪によるカーポートの損害は、火災保険の雪災補償の対象となります。 ただし、保険の対象を「建物」としていて、カーポートの延床面積が66㎡未満の場合です。
被害例②:雪の重みで建物の屋根が変形した
雪災で屋根に損害があった場合は、火災保険で保険の対象を「建物」にしていて、雪災補償がついている場合は補償の対象となります。
被害例③:近くの山で起きた雪崩に巻き込まれ、建物も家財も被害に遭った
建物も家財も雪崩に巻き込まれた場合は、火災保険で「建物と家財」いずれも保険の対象としていて、雪災補償がついていると補償の対象となります。 仮に「建物のみ」を保険の対象としている場合は、建物の損害のみが補償対象となり、家財は対象外となります。
被害例④:雪解け水で洪水が発生し、床上浸水で家財が水浸しになった
融雪洪水によって床上浸水した場合は、火災保険に水災補償をつけていると補償の対象となります。 補償の対象が「建物」か「家財」のどちらか一方の場合は、それぞれ該当する対象物しか補償されません。