リフォームの現地調査でチェックすべき5つのポイント

1、はじめに

お家のリフォームは費用もかかりますし、その後の生活の質にも長く関わるため、満足できる業者に依頼したいですよね。                                                          そのためには、評判のよい業者を選ぶだけでなく、リフォームをする前の「現地調査」を適切に行うことも非常に重要です。                                                            しかし、特に初めてのリフォームでは現地調査と言われてもピンとこないことが一般的です。                     今回は、リフォーム前の現地調査とは何なのか、現地調査を成功に導くポイントなどを解説します。

2、現地調査とは?

リフォームをする際の現地調査とは、リフォームを依頼する予定の業者に実際に家を見てもらうことです。               希望通りのリフォームを行えるのか、他に補修が必要な箇所がないかなど、実際に家を見なければわからないことが多いためリフォーム前には現地調査が欠かせません。                                           現地調査を行うことで工事内容や完成後のイメージが明確化でき、正確な見積もりの入手にも役立ちます。              更にプロの業者の調査により、素人ではわからない問題点が明らかになったり、より良いプランを提案してもらえたりと家の健康診断のような役割も期待できます。                                         ただ「リフォーム前の現地調査が欠かせない」と言われても、具体的にどのようなものかイメージしづらいとピンとこないですよね。                                                     実際の現地調査では、次の3つを行うことが一般的です。                                   それぞれ詳しく解説していきます。

① 設備やリフォーム箇所の確認

現地調査では、まずリフォームをする予定の設備や箇所について確認を行い、希望通りのリフォームが行えるのかを見ていきます。                                                   それに加えて、リフォームを希望する設備や箇所の周辺や建物自体の状態もチェックしていきます。              例えば、建物の劣化状況や配線や配管の位置はどうなっているか、柱や梁などの構造はどうなっているかなどです。                                                           総合的な判断に基づき、希望通りのリフォームが可能であれば費用を見積もってもらえます。                      もし希望通りのリフォームが難しい場合は、逆にどのような方法ならリフォームが可能であるかなどを相談していきます。

② 採寸・写真撮影

現地調査では、リフォームをする予定の設備や箇所について採寸・写真撮影を行います。                     もちろん図面上からでも大体のサイズや長さは把握できますが、正確に判断するために現地での採寸は重要です。                                                             また、設備や箇所だけでなく搬入するための経路も含めて採寸することで、リフォームが可能かどうかを確認できます。                                                           導入・搬入できる機器が変わると金額にも影響が出るため、正確な見積もりのためにも採寸は重要です。              写真撮影は状況に応じて、細かな設計に役立てるために行うことがあります。                            撮影してもらうことで、リフォーム前後の変化が明確にわかるメリットもあります。

③ ヒアリング

現地調査ではヒアリングを行い、希望のリフォーム内容について確認していきます。                          業者への依頼時には漠然とリフォームしたい程度だった場合でも、ヒアリングを通じて詳細を詰めていく必要があります。                                                          実際の設備や箇所を見ながら、現在の不満点やリフォームへの期待、色やデザインの要望などを明確にしていきましょう。                                                         曖昧な点や気になる点を残さないことが、満足度の高いリフォームにつながるポイントです。

3、現地調査前に把握すべき3つのポイント

満足度の高い現地調査を実現するためには、実は事前の準備も大切です。                                次に、リフォームを成功させるために現地調査前に把握すべき3つのポイントをご紹介します。

① お家の不満点や改善したい点を明確にする

1つ目のポイントは、現状の不満点やリフォームを通じて改善したい点を明確にしておくことです。                 例えば、キッチンのリフォームでも設備は現状のままにしたいのか、最新の設備を導入したいのか、デザインを現状と大きく変更したいのかなどです。                                               リフォームの規模や内容により、施工内容や見積もりは大きく変異なります。                              不満や希望が明確であるほど、現地調査が良い結果につながることが期待できるでしょう。                     また、ご家族がいる場合はそれぞれの要望が異なることもあるため、後から不満が出ないためにも事前に話し合っておくことも大切です。

② 伝えたいことや質問は事前にメモしておく

2つ目のポイントは、伝えたいことや質問は事前にメモしておくことです。                                   お家の不満点や改善したい点を明確にしておいても、現地調査で聞き逃してしまっては意味がありません。                 事前にメモがあると聞き忘れの防止につながりますし、限られた現地調査の時間を効率よく使うことができます。                                                            現地調査に同席できない家族がいる場合、代理で確認するためにもメモは役立ちます。                        特に問題がなければ、メモを前もって業者に渡しておくのもよいでしょう。

③ 希望するリフォームの相場を知っておく

3つ目のポイントは、希望するリフォームの相場を知っておくことです。                                  現地調査の前に相場を知っておくと、業者に現実的な希望を伝えやすくなり、予算に応じたプランを入手しやすくなります。                                                              また、相場をある程度把握しておくことは、現地調査を依頼した業者が高額請求していないか、悪質な業者でないかを見極める手がかりにもなります。

4、現地調査の所要時間と時間は?

リフォーム前の現地調査には、どれくらい所要時間と費用がかかるのでしょうか?                          一般的な現地調査の所要時間と費用を解説していきます。

【所要時間】

現地調査にかかる時間は、リフォームの種類や規模によって違いがあります。                                     基本的には、リフォーム予定の設備や箇所の調査とヒアリングを含めて1~2時間程度が目安です。                            建物の図面や設備の説明書などがあると、スムーズに調査が行えるでしょう。                            ヒアリングで伝えたいことを事前にメモしておいたり、それを業者と共有しておくのも有効です。

【費用】

現地調査にかかる費用は、基本的に無料です。                                           ただし、雨漏り診断や耐震補強診断など専門技術や器具を要する調査を行う場合は、費用がかかることがあります。                                                               有料の調査が必要な場合は、事前にその旨が伝えられることがほとんどですが、念のため無料であるかどうか業者に確認しておくことが望ましいです。

5、現地調査終了時にチェックすべき5つのポイント

現地調査を終えた際に、リフォーム会社の担当者に確認・質問するべき内容をご紹介します。

① 相見積もりであること

他社にも見積もりを依頼している場合は、きちんと伝えておく必要があります。                        相見積もりは特別なことではなく、一般的なことなので気を使う必要はありません。                          自社のサービスに自信があり、信頼できる会社なら相見積もりをしていることを伝えることで熱意を持って提案してくれるでしょう。                                                  逆に嫌な顔をされるようであれば、その会社は避けた方がよいかもしれません。                              初めに相見積もりと伝えておくとこで、断る際にも話しやすくなります。

② 項目を細かく分けた見積書を出してもらうように依頼する

見積りが出た後に他社と比較するためにも、本当に必要のある項目かを自分で判断するためにも、できるだけ細かい見積書があれば便利です。                                                  業者には、具体的な見積もりが欲しいことを伝えましょう。                                     その際に、可能であれば使用する設備のメーカー型番まで記載してもらえるであればベストです。                        具体的にどんな設備や部材を利用するのかの記載がないと、価格交渉をした際に安いものにすり替えられる可能性もあります。                                                                      逆に、予算内で収めるために、こちらから安いメーカーのものを使用してほしいなどの提案もできます。

③ 見積書はいつもらえるのか

リフォームのトータルの金額が把握できなければ、先には進めません。                               会社によっては遅れてしまうケースも多々あるため、いつ頃見積書がもらえるのか確認しておきましょう。

④ どのような提案資料をもらえるか

どのような資料を見積書と一緒にもらえるのかも確認しましょう。                                      例えば、リフォーム完成後の室内・外観のイメージを立体的に表した図の3Dパースや、交換を希望している住宅設備の各メーカーのパンフレットなどです。

⑤ 実際に施工する場合の工事開始時期の目安

工事開始時期の目安も契約前のタイミングで1度確認しましょう。                                だいたいの着工予定日を確認しておけば、見積もりが手元に来た後の流れを事前に把握しやすくなります。

6、まとめ

リフォームの成功には、事前の現地調査が欠かせません。                                    希望する設備や箇所を実際に見てもらうことで、希望通りのリフォームが行えるのか、費用はいくらくらいかかるのかを正確に把握できます。                                                 また、依頼する業者を決める際には、複数の業者に依頼して見積もり(相見積もり)をしてもらうのが一般的です。                                                                  複数の業者から提案を聞き、相見積もりを得ることでご自身によって1番最適なリフォームを実現しやすくなります。                                                          しかし、同じ日程や時間帯に複数の業者に現地調査を依頼することはやめましょう。                              業者は複数でも依頼するのは1人なので、説明やヒアリングに十分な時間を割けなくなるため、業者の対応や特徴を把握しづらくなる可能性があります。

✨✨見積もり・ご相談無料✨✨                                   お気軽にお問い合わせください!